理事長
庄司 知泰

1978年生まれ 兵庫県尼崎市出身
関西学院大学文学部 卒
中小企業診断士

ここ数年、学習支援への機運の高まりが全国的なムーブメントになっていると聞きます。不思議なことにたくさんの方が同時期に無料塾が必要だと考え、八王子つばめ塾を参考にして実際に無料塾を開催するに至ったわけです。

国分寺きずな塾の川上代表は「無料塾が不要な世の中になるのが理想だ」とおっしゃいます。
まさにそのとおりなのですが、悲しいことに実際の目の前には無料塾でのサポートが必要な生徒が現実に存在します。

目の前のそのサポートを必要とする生徒にサポートを供給する。

無料塾の動機って至ってシンプルなのです。
でもそのサポートも継続しないと効果がありません。
お腹を空かせた子供に1食だけ供給しても、その子供はまた明日の食事を心配しないといけないのです。

サポートを継続するにはひとりの力では厳しいことも多々あるかと存じます。
これをお読みになってくださっている方の中には実際に力を発揮できる方がいらっしゃるはずです。
ひとりひとりの力を集めることでサポートを継続することができます。

そしてそのサポートを受けた経験のある子供がいつか大人になったときに、今度は次世代へサポートする側になってくれたのなら、きっといつか「無料塾が不要な世の中」になるのではと思います。

阪神つばめ学習会がたくさんの方々の力によって継続、発展することを、そしていつか八王子つばめや他の無料塾、非営利塾とともに役目を終える社会を迎えることを願っております。


副理事長
後藤 彰大

1993年生まれ
神戸大学経営学部 卒

私は会社を起業して半年後から今の今まで4年間無料塾を運営してきました。当初は自社のCSR活動というような想いで無料塾を始めましたが、それが今では自分自身や自社にとって、この無料塾という存在が切っては切れない関係になりました。

毎週、学びたいという好奇心あふれる子供たちと接することが本当に新鮮で、赤の他人であっても、いつまでもこの子たちの良き兄貴でありたいと強く思います。我々講師たちが教室に来る子供たちの純粋な笑顔から得られるものは計り知れません。実際、ボランティアの先生方は何の見返りも求めずに教えに来てくださいます。私は、学びたい子供たち、それを応援したい講師たち、そして我々全員が自然と集う場、それが阪神つばめだと思います。

このような場がまだまだ世の中には数少ないです。無料塾は、経費をかけずとも、想いだけで始めることができる社会貢献活動です。我々はNPO法人である以上、この活動をずっと続けていきます。
2020年、令和の年に入り、そのための仕組み化を進めています。私が自社のCSRとして無料塾を行なっているように、今後は企業型の無料塾運営をもっともっと世の中に広めていき、全国的な無料塾インフラの構築に貢献したいと思います。


副理事長
谷村 俊之

1992年生まれ 神戸市出身
関西学院大学理工学部 卒

阪神つばめ学習会設立より9年、無料塾の数は当時よりも増加しているものの、 経済格差による学力格差がまだ解消されていないという現状があります。

私が阪神つばめ学習会で神戸の2教室を運営し、4年が経ちました。
今でも毎週30名以上の生徒が参加をしてくれています。
そして、携わってくださるボランティアの方々は年間100名以上にのぼり、おかげさまで継続して開催することが出来ています。

子ども達は一人ひとりそれぞれの想いをもって教室に参加してくれます。
そして、一人ひとり無限の可能性があります。
その可能性を実現させる為には、みなさまのサポートが必要です。

ここで育った子ども達が大人になった時に「阪神つばめ学習会で学んでよかった」 そして、教えてくださる先生方が「阪神つばめ学習会で子ども達に携わってよかった」 そう思ってもらえるような教室をずっと続けます。

無料塾の運営を続けることで、子ども達の可能性が拡がる未来を目指していきます。


理 事
大国 哲也

1980年生まれ
仁川学院高等学校 卒
本業は「売れそうで売れないバンドマン」

学生時代から音楽漬けでボランティアとは無縁の生活をしてきた私ですが、縁あって阪神つばめ学習会と出会い、その理念に共鳴し開始当初から参加させて頂いております。

無料塾を必要としている子供達とそれを支える大人達の集う場所が、この先も長く続き広がれば、素晴らしいことだと思います。
私は基本的にホームページ更新やチラシデザインなど裏方の作業をしているので表に出ることはありませんが、携わってみて普段見えない部分の大変さと重要性がわかりました。

目立たないポジションですが、この裏方という土台がしっかりしているからこそ、子供達も安心して飛び立っていけると思い取り組んでいます。
今後も微力ながら阪神つばめ学習会を支えていきたいと思います。


理 事
本田 藍子

1983年生まれ
同志社大学経済学部 卒

阪神つばめ学習会は、「学びたい!」という気持ちを持った子供たちが、家庭の経済力に関係なく勉強できる。
私にも子どもがいるので、「お世話になるかもしれない。」というのがお手伝いを始めたきっかけでした。

そこから気づけば5年。阪神つばめ学習会で学んで大学生や社会人になった卒業生が後輩たちを教えに戻ってくる姿をみて、学びの場としてだけではなくその後の生活の一部となるような人との繋がりができ、居心地の良い場所となっていると感じております。

子育てもあり教室に行けず本当に微力ではありますが、これからも、支援してくださる方々、ボランティアの方々、たくさんの阪神つばめ学習会に関わる方々と共に、素敵な居場所作りに関わっていきたいと思います。


理 事
及川 陽太

1994年生まれ
京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程 修了

私は5年前初めて阪神つばめ学習会にボランティア講師として参加しました。
それまで、自分自身の恵まれた生育環境に負い目を感じ、経済格差が学力格差に繋がる社会に憤りを感じつつも、何も踏み出せませんでした。

生まれて初めてのボランティアでは多くの気付きと出会いがありました。
講師として教えるだけではなく、生徒のこれまでの人生や現在の状況に想いを馳せ、絶えず試行錯誤すること。
年齢や立場に関係なく、眼前の生徒のために最善を尽くすボランティアの方たち。
そして何より、学びの場に毎週やってくる生徒たち。

もっとより良い講師になりたい、困難を抱える子どもの力になりたいと思い、塾やNPOへの転職も経験しました。
上手くいったことも上手くいかなかったこともありました。
それでも、どんな状態のときでも、つばめに顔を出すと、自分が今その教室にいる生徒のためにやるべきことがあると感じました。

再び理事として、子どもの学力向上と居場所を両立できる教室を他の理事や講師の方々と協働して作り上げる所存です。


理 事
山本 琢己

1996年生まれ 香川県小豆郡小豆島町出身
神戸電子専門学校建築デザイン学科 卒

阪神つばめ学習会に関わる事になっておよそ一年。
教室には様々な背景をもった子供達が来ます。
勉強をしない子も珍しくないです。

僕は『勉強』というものに向き合ってきた事があまり無いので子供達に教えれるほど、賢くありません。
なので、僕の役割は子供達と対等に関わる事、そしてこの場を必要とする子供達に提供する事だと思っています。

『勉強したくないならしなくても良いよ』と僕は息を吸うように言います。

鞄から筆箱すら出さない目も合わせず下を向いた子でも顔が上がります。
子供達の塾に来る理由は何だって良いと思っています。

社会人になって世の中と渡り合う時の自分の教科書は20までにほぼ決まります。
幼少期、思春期は特に大切な時期だと思います。

『親世代の収入格差を次世代の学力格差にしない』という理念が阪神つばめ学習会にはあります。

全ての子供達に可能性があります。
「きっかけ」一つで、可能性が広がることをこの1年で実感しました。

子ども達だけでなく、お越しに頂いているボランティアの方々にも「きっかけ」を与えているのが阪神つばめ学習会です。
これからも人の可能性を広げることができる教室を開催していきたいです。


理 事
水上 智博

2000年生まれ
関西学院大学 卒

東灘教室の立ち上げから早3年が経とうとしています。
この間だけでも様々な方々がボランティア参加してくださりました。

「社会のために何かしたい」「子どもの貧困を食い止めたい」と思って、
自発的に東灘教室へ参加くださる方が増えたのかなと感じます。
立ち上げ時から携わっている私としては、とても嬉しく思います。

まだ大学生であった2年前に、自分自身でできる限りのことにチャレンジしたいと
阪神つばめの理事として活動に携わりはじめました。

「自分ができることとは何か?」と常に考えて活動してきました。

この1年間はボランティアでお越しくださる方々が
「これからも阪神つばめ学習会で継続的に活動を続けたい」と
感じてもらえるような環境づくりに注力しています。

子どもたちに直接的に関わるだけでなく、
ボランティアの方々が継続的に活動したくなる環境づくりが
結果として子どもたちのためにつながる、
この想いで今後も活動を続けて参ります。

最終目標は子どもの貧困がなくなること、そして無料塾が必要とされなくなる社会の実現だと考えます。
この大きな目標の実現のためにこれからも頑張ります。


監 事
小西 基皓

1984年生まれ
同志社大学大学院司法研究科 修了
弁護士

保護者の経済的格差を子どもの教育格差にしない。
この設立趣旨に賛同してくださる現役大学生から社会の第一線でご活躍の方を始めとするボランティア講師が、教育機会の提供はもちろんのこと、これまで培ってきた経験を基に子どもたちと交流することによって、子どもたちは様々な視野を学ぶことができ、そしてその経験を生かして、つばめのように社会に羽ばたいて、また将来のつばめのために巣に戻ってくる、戻ってこれる居場所にしたいと意気込んでおります。


監 事
山本 将

1978年生まれ
関西学院大学経済学部 卒
税理士

『国家百年の計は教育にあり』という言葉があります。
子供たちへの教育は、国が真の発展繁栄をしていく上では、必須事項ではないでしょうか。
日本では、学校の授業以外に学習塾へ行くのが一般的となっております。学習塾へ行っている子と、行っていない子では、学習に差が出てきているのも現実ではないでしょうか。
これは日本にとってどれほどの損失になるでしょうか。
私たち阪神つばめ学習会では、経済的理由等で、勉強がしたくてもできない子供たちを少しでも減らしていきたいという気持ちで、学習できる場を提供しています。
その環境を提供し続けることができるように、私は監事という立場から、この組織の経理状況を適切に監督し、NPO法人阪神つばめ学習会がいつまでも存続できるように、微力ながら指導して参ります。


顧 問
大前 繁雄

1942年兵庫県川西市生まれ
京都大学法学部 卒
元衆議院議員

「その国の将来を知りたければ、その国の青少年を見ればよい」といわれます。
教育の重要性を如実に表わす名言ですが、明日の日本を担う若者の教育は極めて大切です。
そのような期待に応えるべく有志が集まって、このたび阪神つばめ学習会が私達の近くに発足されますのは、大変喜ばしいことであり、感謝の念にたえません。

つばめ学習会の理念が充分理解され、経済的理由で学力の低下をきたすことを食い止める〝大きなチカラ〟として期待し、この活動を知った皆様のご尽力を賜ることができれば幸いに存じます。