重要視しているのは「生徒の伴走をする」こと。
阪神つばめ学習会の目的は、親世代の収入格差を次世代の学力格差にしないということです。
そのために無料で学習支援を行い、有料塾へ行けない生徒の学力アップをはかります。

勉強は積み重ねていくものですが、どこかで躓いてしまうとそこから先を積み重ねていくことは厳しいものがあります。
自分自身でどこに躓いたか気付き、修正できるといいのですが、どこで躓いたか気付くことさえできずに立ち止まっているとやがて勉強が嫌になってしまう。
そういった経験がおありの方も多いかと思います。
これを自分自身で克服できないのは本人の努力が足りないからでしょうか?

有料塾であれば、指導内容やテキスト、経験値の積み上げ、受験に向けてのアドバイス等に実績やノウハウがあるはずです。
でも、どこで躓いているのか、なぜ躓いたのかを、ほんの少しのアドバイスで気付き、修正することで学習への意欲を失うことなく歩み続けることができるのなら、そのほんの少しのアドバイスを贈ることはすでに受験を経験した世代ならできるはずです。

そんなに完璧な指導をしなくてもいい。
週に1回、60分だけだけど、一人で勉強するよりはいいし、少しは勉強をする気になる。
その少しのきっかけがあとで振り返ると、とてもたいせつな時間かもしれません。

重要視しているのは、「生徒の伴走をする」こと。

完璧な指導ができなくても、励ましてあげ、一緒に教科書を開いてあげ、もちろん時には授業をしたり、質問に答えてあげる。
こういう伴走はどんなボランティアでもできるはずです。
ひとり親家庭では、働くのに忙しく、子供の宿題の細かい部分までは見てあげられないと思います。
共働き家庭でもそうかもしれません。
この伴走がなくて成績が落ちる子が大半だと思います。
家庭がお金を出して、有料塾に面倒を見てもらっているわけです。
有料塾に通うことが厳しい生徒の伴走をつばめ学習会がさせて頂くのです。

「生徒の伴走をすればいいんだ。」

そう考えると、実は無料塾はかなり簡単に立ち上げられます。
大学生や社会人、元学校の先生など、世の中には無報酬と引き換えに生徒の笑顔を見たい人が沢山いるのではないでしょうか?
地域の公民館を借りて、あちこちに「無料塾」を立ち上げる人が現われるのを待っておりますし、その応援をすることもつばめ学習会の大事な役割です。

つばめ一同はこのような想いで生徒と講師、そして携わるすべての方々と歩んでいけたらと考えております。

NPO法人 阪神つばめ学習会